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2015年3月22日日曜日

2014年を振り返って・・・確定申告終わった~!!!

こんにちは。ねこねこです。
 Λ Λ
(①ω①)ノシ~♪♪


また半年あいてしまいました(失笑)


毎日毎日、きちんと結果を記録されているシストレブログを拝見すると、
すごいなぁとしか言えません。

おそらくは、毎日記録している方にとっては、
コスト支払というストレス要因に対してブログ記載が対処法なのでしょうけど。

私は・・・忘れたい。
コストを支払ったことを・・・忘れたい。

記録したくない!!(ニコ・ロビン風に)


『痛みと快楽』の側面から考えれば、
快楽の記憶は完全当事者意識で、
痛みの記憶は非当事者意識で覚えておくのが『幸せ』なのだそうです。

私は、多分、快楽も痛みも、非当事者意識で記憶する性質らしく。
加えて、良かれ悪しかれ、すぐに忘却するので。
『痛み』を文字に残したくないのです。

と、言い訳。



さて、先日確定申告を終え、2014年の決算が出ました。
取引総額は、1億3千万円を超えました。
(回転率を考慮してくださいね。億の資産があるわけじゃないですよ!!)

結果…利益は…『5万円/年』

グラフは、こちら。

















この結果を聴いたら、意欲そがれますよね。
昨年は投資の勉強代として10万程度は使用しているので、実質赤字。

しかも、費やした膨大な、土日の時間!!


この結果は、良かったのでしょうか。
悪かったのでしょうか。


私は、とても素晴らしい結果が得られたなぁと感じています。


『jこの1年』という損得勘定だけで考えれば、とても悪い結果でしょう。
まあ、マイナスになってないだけ良かった、程度の。

ですが、これで、2013、2014共に、
退場することもなく、
途中であきらめることもなく、
ルールを破ることもなく、
めんどくささに負けることもなく、
海外出張に負けることもなく、
1年ずっと続いた凪に自棄を起こさず。


2年間連続でプラス、という結果を得たのです。


これは、とても大きい意味を持ちます。

どんな投資法でも良い時期があれば、悪い時期もある。
良い時期だけという戦術を組むには、超短期売買で回転率を目一杯上げて
ひたすらに試行回数を増やす必要があります。
また、各種相場に有効な戦術を組み合わせて穴を埋める必要もあります。

斉藤正章さんが仰る『滑らかできれいな資産曲線』にまで至っていない現状、
一定期間のドローダウンは仕方がないものと受け入れています。

が、それが1年を超えると、自分に加えて、家族が、奥さんが不安になります。
そんな状態が続けば、継続そのものが困難となることは目に見えています。

今後、大切な家族に、友人に、この方法を資産構築の一助として勧める際に
1年以上利益が出ないこともあるなら、一緒に頑張ろうとは言えません。

今年、2015年がプラスであれば
3年連続、年単位で利益確保ができたことになります。
大切な方々に伝えるための最低限度の基準はそこかな、と考えています。


そして、
山あれば、谷あり。
苦あれば、楽あり。

2013年は誰でも利益が得られるご祝儀相場で笑い。
2014年は動きの乏しい退屈で退屈で死にそうなボックス相場。
2015年は…まだわかりませんが、この四半期の調子は良好です。

少なくとも、この3か月弱はプチ経済的自立が達成できています。

2014年の動きの無さが教えてくれた、現状の戦略・戦術の弱点。
それを2014年末から改善しようと磨いてきた結果により、
今年は利益が積みあがっているものと考えます。


2013年の大きな利益が、改善を継続するという私の意識を鈍らせていました。
2014年の水平飛行が、改善を促し、退屈に耐えた自信をくれました。


禍福は糾える縄のごとし
出来事はいろいろ発生します。
ただ、それにどんな意味を与え、どう解釈するか、は自由です。

2014年の一年間を『無駄働きやった~』と解釈して落ち込むのも。
2014年の一年間を『自律を感じ抜いた一年だった』と解釈して自信を持つのも。

解釈は、反応は、勝手なんです。


ならば、私たちが欲しいのは『利益を重ね、幸せに暮らす』という結果。

その結果に最大限効果のある解釈を選ぶことで、
望む結果に近づく反応を自らとってみるのは如何でしょうか??



さて、タイトルの確定申告について、まめちしき~

私は2014年の年初に丸三証券で約50万のマイナスとなり、
その後、ライブスター証券をメイン口座として運用して50万ほどの利益になりました。

ということは、確定申告すれば、損益は合算されますから。
ライブスターで支払った10万円の税金が還付されるはずだ!!

で、実際に国税庁のサイトで書類を作ったら…
還付額は8万円…あれ??


計算ミス?入力ミス??と焦りましたが。

実際には、確定申告で還付されるのは国税である『所得税』だけであり、
同時に源泉徴収されていた『住民税』は遅れて、差し引きの形で還付されるとのこと。


僅か数万円であっても、在ればキルフェ●ンでホールのタルトを買えますからね!!

キルフェ●ンでホールでタルトを買って、小鈴と千里(コギ仔)にあげてみたいなぁ…
一心不乱に食べるんだろうなぁ。幸せって思ってくれるかなぁ。

わんこの体調には悪いだろうからやらないけど。
ヒトでも急性糖尿病になりそうだけど。


素敵で幸せな想い出を作ってくれるような、
そんな利益の使い方をしたいですね!!


帰省から関東に戻る新幹線の車中にて。

ねこねこ 拝

2014年9月27日土曜日

収穫に必要なこと。

こんにちは。本当に(苦笑)お久しぶりです。
ねこねこです。

 Λ Λ
(①ω①)ノシ~♪♪

約10ヶ月超となったドローダウン期間をやっとのことで上抜けしました!!

いや、ホント長かった・・・
2013年10月末を起点として、3月に一度上抜けしかかって。
わずか数万円で(笑)再度コスト支払いがかさみ。

自社株の調子が良いおかげもあって、
投資資金全体としては6月にドローダウンを抜けましたが。
システムトレードだけで考えると、この9月でやっと、です。

実際に、現行の戦術群の過去検証では、00年から09年の10年間で
最長のドローダウン期間が約10ヶ月でしたので。
まあ、その程度は正直覚悟しておかないといけないんですけど。

データで判っていることでも、実際に自分に起きると気持ちは辛くなるもので。

とりあえず、正確に資金の動きを追うことも気持ち的に厳しかったので、
データをまとめるのは月の終わりだけにとどめ、ブログも書きませんでした。

まあ、書きませんでしたと言うか、書けませんでしたと言うか、
書いたところで説得力が無いと言うか(苦笑)


利益が重ならなくても。
コスト支払いを少しずつ取り戻しているだけであっても。
海外出張が発生しても(その間は発注作業を奥さんに委任)。

この10ヶ月、こつこつ継続できたことは自分の自信となりました。

さて、10月から12月は値動きが大きい時期とのこと。
しっかりと現行のルールを守って頑張って行きましょう。


ちなみに、上記グラフが現行戦略を検証した結果。
あれ?1月から2月にかけてドローダウンがあるものの、
直ぐに回復して利益が積み上がっているんだけど??

おそらくは、『一泊型売り』の戦術において
シグナルは出たけど売買不可となってしまった機会が多かったものと思われます。

売買出来高がそれ程大きくない銘柄が急騰して、急落する場面を捉えることが出来れば
かなり大きな利益を確保することが出来ます。
しかしながら、そういった銘柄が急騰した際に、信用売買停止となることも、また多く。

これが、買い戦略であれば現物で確保すればよいのですが、
売り戦略では信用売買停止となった時点で何もすることが無くなり(苦笑)


『検証結果を良くする』ことを考えれば、
そういった出来高の小さい銘柄を中心にした戦術が有効ですが。
実際の取引結果に近い成績を検証で得て、それを参考とするのであれば、
不確定要素はできるだけ避ける必要があるんだなぁと痛感した次第です。

現在、一泊型のオーバーシュート、ブレイクアウトを買いと売りで検討中です。
この4つの戦術を、大型株で構築して組み込むことが出来れば。
おそらくは保持日数の面からも、検証結果と実際の結果の相関性の面からも。
改善の可能性がありますから、しっかり構築してゆきたいですね。



検証結果は理想値です。
もちろん、それより良くなることもありますが、
多くの場合は結果は悪化することが多いと思われます。
最大ドローダウンも、その期間も、今後はより悪化すると考えたほうが良さそうです。


それでも、種を蒔かないと。
それでも、水をあげないと。
それでも、施肥を行わないと。
それでも、防虫と除草に汗しないと。

欲しい実は得られません。
欲しい結果は得られません。


投資で結果を出すという『実』が欲しいのであれば。


そのために必要な種を蒔き。
そのために必要な水をあげ。
そのために必要な施肥を行い。
そのために必要な汗を流し。

想定した『実』とは、大きさも形も味も違うかもしれませんが。
大切に収穫して、大切に味わっていきましょう!!

2014年2月1日土曜日

『心の長者さま』的システムトレードの実践とは①

こんにちは。ねこねこです。

 Λ Λ
(①ω①)ノシ

何度かこのブログで紹介させていただいた
気づかせ屋『さんちゃん』先生。

尊敬する師匠であり、
いつか『大切な友人』と胸を張って言えるほどに自分が成長できたらと。

そう願っている大切な恩人です。

その『さんちゃん』先生が初出版されました。
私は夢々塾という場で学び、
普通の人ならやらないようなことを経験させてもらっています。

その学びのコンテンツの一つに先に書いた『感情の達人』があります。
そして、別のコンテンツとして『心の長者さま』という内容があります。

今回、書籍をホームページから2冊以上購入していただけると、
その『心の長者さま』の内容を学べるCDをプレゼントするというキャンペーンがあるので
そちらをまず紹介させていただきます。


ちなみに、お恥ずかしい話ですが、こちらのHPに私の写真も載っています。

一枚は『ねこねこさん、いやらしい!!』とFBで言われ続けた一枚(笑)
もう一枚は、黒装束関係の友人が
私のためにわざわざ探して持ってきてくれたカツラをつけた一枚。

ほんと、アフロの方が良かったよ・・・たくさんアフロ居るし。



閑話休題



さて。
この『心の長者さま』。

正直なところ、かなり深く膨大な情報を含んだ一つの学びです。
これを『システムトレードの実践』にどう活かすのか。
考えてみたいと思います。


システムトレードを実践する。
これは難しい話ではありません。

玉石混交といえども、ルールの参考となる情報は書籍にたくさんあります。

なので『ちょっとやってみるか』程度でやってみるのは全然楽勝。


『ちょっとやってみるか』で始めて、利益になればイイ。
『ちょっとやってみるか』で始めて、コストを支払うことになったら?

もちろん、コストを支払う確率があることは始める前から重々承知ですよね??

『あー、この戦略。実はダメなんじゃね?』
『もっといい方法が世の中にはあるんじゃね?』
『そもそも、シストレ、自分には向いてないんじゃね?』

って、シストレの中で情報を探し始めたり、裁量に戻ったり。
そういった方々、おそらくはたくさん居られるのだと想います。

でも、みんな、最初は多分『ちょっとやってみるか』なんですよ。
最初っから『自分の人生における投資はシステムトレードしか無い』なんて、
可能性を限定して生きてる投資家って多分居ないし、居てもごく少数派でしょう。

斉藤正章さんや株1GP3連続グランドチャンピオンとなった西村剛さん。
そこまで行かずとも、きちんと自分の軸を持ち、
継続的に利益を得ているシステムトレーダーの方々は、何が違ったのか。


この経済社会の中で『お金』を失うことはとても大きな『恐怖』です。
明日、家族の食事をどうしようという、生存的な面。
大切な資金をコストとした自分は何てダメなやつだという、プライド的な面。

おそらくは、特に男性は、この両面から責められるが故に
コストを支払うことに対してとても大きな恐怖を覚えます。


ですが、貴方がシステムトレードを投資の方法として選択したのであれば。
『コストの支払い』は絶対に避けられません。

全ての取引を利益で終えるのがシストレの目的ではありませんから。
仕方ないんです。


じゃあ、この『コスト支払い』という『恐怖』に打ち勝つには??

『恐怖』に打ち勝つのは・・・『勇気』!!
じゃないんです。


恐怖に打ち勝つ勇気をくれるのは。

・愛
・信念
・アイデンティティ

これら3つ。

その中でも一番理解し易いのが『アイデンティティ』です。



『私はシステムトレードの鉄人である!』
(赤ヘル黄金時代に育った広島人ですから!衣笠さんはヒーローです!!)
これは私のアイデンティティの一つです。

そう、自分がシステムトレーダーであるというアイデンティティを持てれば。

・シストレって100%利益じゃないよね。
・100%利益じゃなくても継続するから長期的に見れば利益が積み重なるよね。
・自分はシステムトレーダーだよね。
・システムトレーダーは長期目線で、投資を継続するよね。
・自分はシステムトレーダーなんだから、ちょっとコスト支払っても計算の内だよね。

と、思えるんです。
この一例の中にはアイデンティティと信念が含まれているんですけどね。

確かにコスト支払いはイヤです。
感情的に厳しいです。

でも、
それを乗り越えて淡々と投資を継続し続けるのがシステムトレーダーであり(信念)
自分はシステムトレーダーである(アイデンティティ)
と心から知れば。

一時の感情に負けて塩漬けにしたり、ルールをねじ曲げる方が辛いです。
なんせ、自分自身の存在を否定することになるのですから。


システムトレードを継続できない。ルールを守れない。
もし、貴方がそれでお悩みなのであれば。

『システムトレード王にオレはなる!!(ドン!!)』
と、言ってみてください。

今はシステムトレードの世界で実績は出せていないかもしれない。
でも、『システムトレード王』になるのなら、システムトレーダーである必要はありますよね?

ワンピースのルフィが海軍に入隊してしまったら。
元帥にはなるかもしれませんが『海賊王になる男』では居られません。

『海賊王』になれるのは『海賊』だけだからです。

ちなみに、
ルフィが『海賊王になる男』というアイデンティティに結びつけている信念が
『海賊王はこの海で一番自由なヤツだ!!』という想いですね。(正確ではありませんが)
だからこそ、海賊として自由であろうとするわけです。

これが同じ『海賊王』を目指していても
『一番権力を持っているヤツだ!!』なら道化のバギーでしょうし。
『一番奪うヤツだ!!』なら三下のヤラれ役でしょうし。

アイデンティティに結びつける信念はとてもとても重要です。


と、まずは『コスト支払い』もしくは『ドローダウン』という
システムトレードにおける『恐怖』を乗り越えることを目指して文章を綴ってきました。


もう一度申しますが、この『心の長者さま』は。

笑顔と幸せに満ちた自分らしい人生を歩むには。
ということにフォーカスした学びの内容となっています。

だからこそ、投資という、更にシステムトレードという狭い範囲に対して
全てを当てはめるのは難儀では在るのですが。

考え始め、手を動かし始めることで、
自分の中で少しずつシナプスがつながってくるのを感じています。



ちなみに、心の長者さまを学べる『夢々塾』の中で
人生で経験したい夢を挙げる『300の夢』というコンテンツがあるのですが。

さんちゃんと、仲間と一緒に学び笑ったこの2年ちょっとで。
319リストアップした夢のうち、69が叶っています。

もちろん、投資の夢も書きました。
こんな結果が欲しいと。

見なおしてみたら、その2倍を超える結果を既に得ていました。

この『夢リスト』は他のセミナーでも普通にある内容です。

ですが、『夢リスト』と対になるリストがあるとしたら。
その『もう一方』によって『夢リスト』の成就が加速するとしたら。

学んでみたいとおもいませんか??


本2冊、2600円でそれが聴けるCDが手に入っちゃうんです。
かなりお得だと想いますよ??


本が売れても私には直接の利益はありませんが。
大切な師匠が喜んでくれたらとても嬉しいし。
読んでくれた貴方にとっても、絶対に良い本だ!と知っているので。


良かったら気づかせ屋のHPに行ってみてください♪



正直に言おう。
僕はとてもかたっくるしい人だったし。
マニアックで、ぷよ猿で、オタクで、理系で、人嫌いで、メガネで。
よくもまあ、お付き合いしてくれる女性が人生で数人『も』出逢ってくれて。
奥さんとして、一緒に手をつないで人生を歩いてくれる女性と出逢えて。
本当に僥倖だよなぁ・・・

って位、モテませんでした。

親切にはできる。
思いやりのある行動もできる。(と思う)

でも、カッコよくないし、笑顔も引きつり気味やし。
暗い色の服しか着れないし。

そんな自分が、初めての夢々塾で。
『ハイ!池袋のサンシャイン通りでフリーハグやってこい!!』
って言われて、どれだけ怖かったと思う?!

誰ともハグ出来ない。
なんだろう、人間として、男として、全否定されそうなこの恐怖。
(男としてという単語が出ているあたりで、対象が女性であるというスケベ心)


で、自作の画用紙に書いた『FREEHUG』の看板を掲げて、確か数分。


一番最初に。

おしゃれで!
可愛い!!
女の子が!!!
二人も!!!!
一緒に!!!!!

ハグに来てくれたんです。

(ねこねこさん、いやらしい!と言われる写真となったわけです:苦笑)




あ、自分・・・

嫌われる存在じゃないんだ・・・



ほんとに、小さい頃からの習慣や思い込みって恐ろしいもので。

自分は仕事や親切や、何かしら他人に対してプラスな実働をしないと。
存在する意味が無いと。

それがあって初めて±0になって。
更にもっともっと頑張って、やっとプラスなんだと。

そういうアイデンティティを自分に与えていたんです。


アイデンティティは人生の行動にとても大きな影響を与えます。


『非モテ似非理系メガネ』というアイデンティティを持っていた僕は。

人に笑顔を与えたいと願っても『自己犠牲』しか思いつきませんでした。


今、現在、私の人生のミッションは。

『私の人生の目的は、幸せな笑顔の源となり貢献に生きることである』

です。


この中に『幸せな笑顔の源』というアイデンティティがあります。

自分が幸せな笑顔であり、周囲にも幸せな笑顔を広げる。

そんなプラスな想いに至ることが出来たのは。
『自己犠牲』しか道がないという視野狭窄から逃れられたのは。

あの、フリーハグでの経験がきっかけだったのでは、と。

そう想ったりするのです。


さんちゃんの本が、皆さんにとって素敵な氣づきのプレゼントとなりますように。


ねこねこ(緑色のカツラ) 拝

2014年1月19日日曜日

自働化の実現に向けて。仕事と労働の差とは

こんにちは。ねこねこです。
 Λ Λ
(①ω①)ノシ~♪

2014年がはじまり、2週間が経過しました。

ブログを書こう書こうと想いつつパソコンに向かうと、
潜水艦部隊を東オリョール海に向かわせてしまう不思議な現象が。

あれ?


シストレは一度戦略が出来上がってしまえば精神的負担は楽になりますが、
一方で『戦略が出来上がる』ということも、また、厳密に言えば無いのですよね。

もちろん頑張っても頑張ってもそれ以上成績が向上しない状態には至るでしょう。
ただ、それが『戦略が完璧になった』とイコールではないのですよね。

私は農学という似非理系(苦笑)ですが、
『存在しない』ことの証明が極めて困難であることは知っているつもりです。

一方で『完全・完璧』ということの証明もまた、極めて難しいんですよね。

・・・妥協は楽なのですが(笑)


さて、ということで戦術、戦略、兵站の改善・最適化は終わりなき道であり。
これは『知的労働による新たな価値創造』と考えられると、私は思います。

世の中に存在する解き明かされていないルールを明確にすること。

探究し甲斐のある道ですね。


一方で。

毎晩もしくは毎朝実行する作業があります。

そう、シグナルを確認して、発注するという『作業』


まあ、これは面倒くさい。
仕事で疲れている時は、本当に辛い。辛いです。

シグナルを確認するのはまだ数クリックなので問題無いですが、
発注するのは本当に一苦労なのです・・・

特に、シストレがきちんと機能し始めて、その投資金額がある程度増加してきて。
一シグナルに対する投資金額を増やすのではなく、
戦術数を増やしたり、採用するシグナル数を増やすことで安定化を図る場合。

私でさえ、現在、毎日20~40銘柄の発注行っています。
もちろん、実際に取引されるのは良くて数銘柄ですが。


で、想うわけです。
『この作業楽にならないかなぁ・・・』


加えて、私にはもう一つ重大な制約条件があります。

今年から定期的に数週間、途上国に会社の社会貢献の検討に赴くのです。

時差は6時間程度。

ですが、前回の出張時に現地から作業をしようとして、
あまりの煩雑さに心が折れ、その期間は取引を停止したという記憶もあります。


今年はその回数、期間共に増加するため、出張期間中の取引は停止したくない。

そこで、妻にその期間中の作業をお願いしようと考えたのですが、
毎日数百万円分の発注を行うのは、妻にとっては精神的に負担を与えるかもしれません。

何より、面倒くさいことをお願いするのは気が引けます。


ということで。
方策を探していて、見つけました。

ExcelVBAからのAPIを用いた発注の自働化、という方法を。

これは、ライブスター証券さん、GMOクリック証券さん等の一部の証券会社が
自社のWEB版取引システムの操作方法を公開していただいているので
それをExcelのマクロに組み込んで自動発注を実行する、というものです。


ですが、農学部は似非理系(2回目)の自分。
プログラム能力で言えば、IT会社でSEとして働いていた妻の方がよっぽど上です。

ですが、自分が取り組み始めた事項。
何とかして実現化出来ないか。


そこでご縁をいただいたのが。
http://tetsuiron.blog.fc2.com/
アイアン鉄さんが『イザナミ』用に公開されていたマクロ。

有難いことに、こちらのソースを拝見することをご厚意で許可いただけました。

後はシステムトレードの達人からエクスポートしたCSVファイルを
読み込ませ、整形し、必要なデータが得られるようにした上で
先のマクロを参考にWEB-APIを利用して発注作業に流すだけ。

うん。
正直、私はマクロの初心者です。
APIって・・・何それ美味しい?レベルです。

ですが、必要に迫られれば、人間、何とか出来るもんです(笑)


取りあえずですが、本日、ライブスター証券さん向けのシス達発注マクロの
アルファ版が出来上がりました。

現時点では信用しか使えていませんし、決済も手作業で実行する必要があります。

ですが、一つ前に進めば、ここから更に改善を行えば良いだけ。

そして、APIの様式が各社でどの程度違うのかわかりませんが、
他社のAPIに対応させることも可能だろうと考えています。


さてさて。

2013年は想定以上のリターンとなったものの、
10月あたりからドローダウン期間となり、それを超えられないまま2014年となりました。

2014年は年初にドンとコストを支払ったものの、現在はコスト分を取り返しつつある状況です。

有難いことに精神的な柱はある程度構築できてきましたので、
継続もその分楽になっています。


単なる労働は自働化させて。
浮いた時間を仕事にあてて。




仕事とは『仕える事』ですよね。

で、会社に仕える、国に仕える・・・何だか自分がとても惨めったらしい。

から『志事』という当て字を使ったりもするのですが。


ですが、仕えるのは会社でもなく、国でもなく。

『天地宇宙』

なのだそうです。


万物の進化を望む天地宇宙。

その天地宇宙によって私たちは今を生きる生命を与えてもらっています。

だからこそ、私たちが為すべきは『この世界を一歩でも前に進めること』

それが、天地宇宙に仕えるという『仕事』だと考えています。


単に人が動くという意味での『働く』ではなく。
新たな価値を生み出す『仕事』を。

このシステムトレードでも。
毎日のお仕事でも。

お互いに一歩一歩実行し続けられたらいいですね。


2014年も素晴らしい一年となりますように。

ねこねこ 拝

2013年11月17日日曜日

ドローダウンの測定方法:谷の深さと幅と頻度と。

こんにちは。
ねこねこです。

 Λ Λ
(①ω①)ノシ~♪

急に寒くなったここ数週間、皆様体調は大丈夫ですか??


私は夏から氣持ちも体調も谷でした。
会社の名前を背負っての手探りで社会貢献活動の立ち上げという業務遂行と。
毎朝2時間の艦これという座り仕事(苦笑)。

腰は痛いわ。胃は痛いわ。


そして!

9月から続く2ヶ月を越えるドローダウン!!

昔の自分なら心が折れかけていたでしょう。


しかし!!

昨年の-30%で半年続いたドローダウンを我慢した経験が。
(その原因は『自分の欲望に負けた』という弱さですが。)
今の戦術・戦略はそれを乗り越えたんだという信頼感が。
自分はそれを耐えきったんだという自信が。

相乗的に支えてくれているのだと想います。



とは言え、ドローダウンは浅い方が良いし、短い方が良い。
できるなら余り発生しない方が有り難いです。

恐らくはシステムトレードを実行している方、全てが同じ願望だとは想いますが
(苦しい!辛い!!感じたい~!!!というドMの方は別として)
この辺りの数値化ってどうされているのかな、と。


『システムトレードの達人』(以下『シス達』と表記)をご使用の方は
『最大ドローダウン』という数値を判断の根拠とされていると想います。

もちろん『一時にどれだけの資金を失う可能性があるか』という意味でこの数字は大切です。

いくらトータルの利益が大きくなるとしても、
最大ドローダウンが-80%の戦いを継続できる精神力は私にはありません。

この『最大ドローダウン』の値に注目して、
その値が許容できる範疇にリスクを抑制する努力を私たちは払うわけです。

ですが、『谷』という事象を考える上で、
その『深さ』という一面だけで十分なリスク把握と言えるでしょうか??



例えば、深さが1kmもあるクレバスだとしても、
その幅が1mmであれば人が落下する危険性はどの程度でしょうか?
(適切な例えかどうかは自信がありませんが)


また、10m程のアップダウンが10kmの道程に1回あるのと、
ずっと上げ下げを繰り返し続けているのではどちらが楽でしょうか。



上記の例で示しましたとおり、『谷』という事象を把握する上で必要な側面として、
『深さ』『幅』『頻度』という3面は最低限必要と考えます。

ですが、どういった検証ソフトを使用されているか、によって異なりますが、
少なくとも私は『谷の深さ』しか数値として把握していませんでした。

一方『谷の幅と発生頻度』について全く無視していたか、と言うと、
数値ではなく、損益グラフが如何にきれいな直線を描いているか、から判断していました。

損益曲線がきれいな直線を描いていれば、
そうそう非道いことにはならないはずです。



ただ、人間の認識というのはあやふやなもので。
しかも、長期間の検証(バックテスト、フォワードテスト共に)で直線に見えても
実は数週間、数ヶ月のドローダウンがあることを見逃していたり。

そして『長期的に見れば安定しているんだからこれ位のドローダウン余裕余裕♪』
とか考えちゃって、実際にドローダウンを喰らって泣きそうになること。

・・・私は身に覚えがあります(泣)


まあ、このグラフを見ていただきましょうか。




















2009年から最近までのフォワードテストです。
結構、直線に近い、きれいな損益曲線となっていると自負しています。

2000年から2009年の10年間で検証し、改善した結果ですので、
2010年以降のデータからの検証結果はフォワードテストになると認識しています。


 勝率: 60.84 %
 勝ち数: 2,217 回
 負け数: 1,427 回
 引き分け数: 12 回

 平均損益(円): 3,779 円  平均損益(率): 1.78 %
 平均利益(円): 16,602 円  平均利益(率): 7.79 %
 平均損失(円): -16,112 円  平均損失(率): -7.56 %

 合計損益(円): 13,815,044 円  合計損益(率): 6,490.36 %
 合計利益(円): 36,807,028 円  合計利益(率): 17,278.18 %
 合計損失(円): -22,991,984 円  合計損失(率): -10,787.82 %

 最大連勝回数: 25 回
 最大連敗回数: 12 回
 最大ドローダウン(簿価ベース): 697,768 円(2010/01/08)
 最大ドローダウン(時価ベース): 1,061,299 円(2013/06/26)
 PF: 1.601
 平均保持日数(イグジット済み銘柄のみ): 8.64 日


通常はこういったデータのみを確認しているわけですが、
ドローダウンに関する情報で把握できるのは最大の落ち込み額のみですね。


では、今現在(11月17日)の私のように2ヶ月以上ドローダウンが継続し
前回の山を超えることができていない状況が続いている際に。

それが想定される状況なのか、何か歯車が狂っているのか。
判断するための根拠がなければ『疑心暗鬼』という感情に飲み込まれてしまいます。


そこで、このグラフの元となるデータから検証してみました。
Excelを用いて計算シートを作成し、
N日~M日のDDが生じた回数と率等を計算させてみました。














約4年のデータから、1ヶ月以上のドローダウンが生じた回数は12回。
年3回はやや長期のDDが生じることが判ります。

また、最長のDD期間は133日。
4ヶ月以上も継続したDDが1回とはいえ発生していることが判ります。

ということは。
運が悪ければ、一年の三分の一以上を
『あー、ドローダウンから抜けられんなぁ…』
と感じながら過ごさないといけないわけですね。

いや、運が悪ければ、ではないですね。
『ほぼ確実に』そんな想いは感じることになるでしょう。

『検証結果は再現され得る』
しかも
『悪い方向の結果は、必ず、より悪い方向で再現され得る』
と考えておいた方が間違いはありませんから。


従いまして、現在2ヶ月を超過したこの長期ドローダウンも

『想定内』

の結果でしかないので。

やはり淡々とシグナルに従い続けるだけ、という何時もの結果に収束するわけです。



現在の状況が『想定内』なのか『想定外』なのか。

過去に同様の状況が生じていたのか、初めての出来事なのか。


予め確認しておくだけで心の波打ち加減は全く異なります。

何度も繰り返すお話ですが、システムトレードは『継続』しないと望む結果は得られません。

どうせ継続するなら、氣楽に楽しくのんびりと継続したいですよね。



そのためにも、1回毎の検証でここまで分析するのは中々大変ですから、
実際に戦術・戦略を稼働させる際で良いと想います。

一度分析されると良いのではないでしょうか。

てことで、今回作成したエクセルの解析ワークシートも、
シス達を使用して検証と戦術の革新に取り組んでいる仲間のメンバーにお届けすべく。

ブログをご覧になっている方で必要な方が居られましたら
(FBのコミュニティに入っていない方で)
ご連絡いただければ対応できるように考えますね。


それでは今年も残すところ1ヶ月半。
素晴らしい2013年となるよう。
終わり良ければ全て良し。

ラストスパート、楽しんでいきましょう!!

ねこねこ 拝

  Λ Λ
m(①ω①)m

2013年11月10日日曜日

『兵站』という概念:『艦これ』とシステムトレードの類似性

ほんっとうにお久しぶりです(汗)
ねこねこです。

 Λ Λ
(①ω①)ノシ ~♪

前回の投稿が夏の終わり。
そして、もう秋も終わろうとしていますよ!!

言い訳させて下さい。

・・・・・

『艦これ』で時間を喰い過ぎて、
ブログ書く暇がないんですわ~!!!

・・・・・

はい♪ダメ人間ですね!!

まだ未来のあるお若い方々は、こんなダメな不惑前になっちゃダメですよ(苦笑)


お盆休みから始めた艦これ。
元々ソーシャルゲームには手を出すつもりはなかったんです。
時間を喰うこと。
リアル課金の危険性。

そして何より。
女の子がたくさん出てくるゲームをやってることに対する・・・奥さんからの視線(苦笑)


まあ、いろんなリスクが有りますよね。

ですが『戦艦大和』の実装って話を聴いてしまうと。
宇宙戦艦ヤマト2199で『ドメル提督カッコイイわぁ』と
童心に戻っていた自分に避けられるわけもなく。


どんなに仕事で疲労困憊でも、何故か任務が更新される朝5時に目覚める不思議。
人間ってのは、本当に『快楽と痛みの連想体系』で動いているんですねぇ。


ということで。
一つだけ、心の底からの叫びを。


『五月雨の改ニはまだですか~!!!(切実)』


閑話休題


で、ヲタ話(だけ)をするために『艦これ』の話題を振った訳ではありません。


このゲーム、本来は2万人程度のユーザー獲得を目標に立ち上げたらしいのですが、
現在は100万人以上が遊んでいるという正にバケモノ級のゲーム。

一時期は時代の寵児として持て囃されたモバゲーやグリーのビジネスモデル
(所謂、課金レアガチャやコンプガチャといったアレです)を
根底から覆した側面もあり、ビジネス雑誌にも取り上げられることが増えています。

で、ビジネスモデルの話も置いておきます。
多分、ググれば私よりももっと深く考察している人はたくさんいるはず。


何を話したいか、と言いますと。


このゲーム、上手く行く人と行かない人の差において。
もちろん運(リアルラック)の存在はとても大きいのですが。

それよりも、何よりも。

『兵站』の概念を理解し、それをどのレベルで実行しているか。

この一つの概念の理解と実践が大きく差を生んでいるように思われます。


兵站という言葉、これまで私もそれほど重視していたわけではありません。
が、このゲームのプロデューサーが『艦これは兵站のゲーム』と表現されており。
この『兵站』という概念について調べてみようと考えました。


『兵站』をwikipediaで調べてみると。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B5%E7%AB%99

兵站(へいたん 英語: Military Logistics)とは、戦闘地帯から後方の、軍の諸活動・機関・諸施設を総称したもの。戦争において作戦を行う部隊の移動と支援を計画し、また実施する活動を指す用語でもあり、例えば兵站には物資の配給や整備、兵員の展開や衛生、施設の構築や維持などが含まれる。

と、あります。


トレード、特にシステムトレードを『戦闘』に当てはめて考えると。

戦術:その場その場の状況に合わせて取引を行うこと
戦略:戦術の結果に拘らず総合的な勝利に向けデザインすること

と表現できるかと。


そして、システムトレードにおいては。

戦術は売買ルールにより

戦略はマルチストラテジーにより

明確に規定されます。


従って、戦術と戦略が良好かつ明確に定まれば勝利は間違いなし!!
って、想いますよね。


ね?


だから
『マインドセットとか、まどろっこしいことは必要ないんじゃ!!』
『御託はいいから、早よルールを開示せんかい!!』
『お前が儲けとるルールを教えたりゃぁ!!』
というような言葉が聴こえてくるわけで…


ですが、残念ながら、戦術と戦略だけでは勝てないんです。


その戦術と戦略を動かすためには何が必要か。
・・・もちろん『資金』です。


従って、私たちが整えるべき『兵站』とは。

『構築した戦術、戦略が機能するだけの
投資資金を確保し続ける』

ことが、最低限のライン。


望むべくは。

『戦術のラインナップ拡充とリスク許容度の
変化に応じた資金の積み増し』

も可能であれば素晴らしいですね。



と、まあ、当たり前のことを書きましたが。
この当たり前が当たり前に実行できている方はどれくらい居るのでしょうか。

世の中には『一攫千金』を謳う詐欺が溢れていますが。
その理由は、多くの人の家計が『収入<支出』という状況だからではないかと。

自分自身も、妻と二人で病床にあった休職期間の1年間は勿論。
自宅を構えたことや、2馬力から1.3馬力程度に稼ぐ力が低下したこともあり、
復職してから昨年まで、ずっと貯金を少しずつ取り崩しながら
足らない生活費に充当していました。

正直なところ、そんな状態では、幾ら良い戦術、戦略を保有していたとしても。
戦績は安定しませんし、精神面でもずっと辛い状況が続いていました。


ジェームス師の言葉。
『幾ら稼ぐかはどうでもいい。幾ら手元に残るかが大切なのだ。』


支出を収入の範囲に収めるという地道な節約と節制。
戦術を磨くことも、戦略としてバランスを取ることも。


地道な努力を愚直に続けること。

戦術レベルでも。
戦略レベルでも。
兵站レベルでも。

その結果が、年間を通してのプラスという果実をもたらすと考えます。



そう!
欲しい艦娘が。
五航戦の翔鶴、瑞鶴がドロップされないからといって。
長門が来てくれないからといって。
正規空母や戦艦の建造レシピを調子に乗ってぶん回せば。
資源が枯渇して日々の運営すらままならなくなります。

更に言えば。

そんな兵站が整っていない環境に正規空母や戦艦が入ったとしても。
イベントクリアで大和や武蔵が来てくれたとしても。

運用コストに耐えられないか、無理に運用して兵站を破綻させるか。
良い例が『赤城給食』ですよ!!

(参照:ニコニコ大百科『赤城(艦これ)』)
http://dic.nicovideo.jp/a/%E8%B5%A4%E5%9F%8E(%E8%89%A6%E3%81%93%E3%82%8C)


・・・・・

と、まあ、艦これを知らない人にとっては意味不明な説明も多々在りましたが。


ちなみに、各レベルの重要度からすれば、
兵站>>戦略>>戦術
であることは明白です。

戦術レベルの勝利で戦略の失敗を帳消しには出来ませんし、
戦略を如何に練っても兵站の破綻を回避することはできません。

なのに日々の取引が利益になったか、コストになったかという。
戦術の一つ一つの結果に一喜一憂する私たちの何と弱いことか。


戦術レベルで戦略レベルの負けを挽回できるのは小説の中だけです。


ならば、私たちは。

逆転満塁ホームランを打ってヒーローになることを目指すのではなく。
浅ましく勝利の美酒のおこぼれに与ろうとするのではなく。


日々戦術を磨き。
戦略を練り。
兵站を整えるために仕事をし、節制し。

自分との戦いに勝とうではありませんか。


おそらくは、投資であれ、スポーツであれ、仕事であれ。
人一倍の結果を出している人は、
人一倍その分野の兵站を整えているのではないでしょうか。

素振りも、勉強も、ランニングも、健康的な食事も、良い睡眠も。
『兵站を整えている』んです。
『自分自身』という、唯一管理可能な、戦術の実行装置を。



ということで。
9月から開始したドローダウン期間を先週超えて行けるかな?と思ったら、
あと数千円の利益確定で上抜けだったのに、再度コスト支払いとなりました。

ま、2ヶ月のドローダウン期間は年1.8回程度発生することは織り込み済みなので。
感情的には残念ですが、まあ、淡々とやって行きましょう!!



最後にもう一度だけ。

『筑摩と利根の改ニはまだですか~!!!(懇願)』

・・・あれ?最初と艦娘が違う??



慢心、ダメ、絶対

「帰ろう、帰ればまた来られるから」(木村昌福提督)

2013年8月25日日曜日

『痛み』と『快楽』・・・学習による連想の構築とは。

お楽しみ様です。ねこねこです。

 Λ Λ
(①ω①)ノシ~♡


8月も終盤。
学生のお子さんが居るご家庭はテンヤワンヤでしょうか。
この季節になると、我が家では奥さんとの間に

『夏休みも終わりだねぇ』
『学生◎◎(婉曲表現)、いい気味だねぇ』
『存分に◎しむ(大人の配慮)がいいさ』

という、薄黒く、暗い笑みの混じった会話が成されます(笑)

・・・大学4年で研究室に配属されると、
理系の学生には夏休みなんて在って無きが如し。

と思ったら、5年ほど前に『闘病による休職』という
1年間の夏休みを夫婦でもらってるじゃないですか!!(笑)

・・・そのまま、毎日が日曜日状態にならなくて本当に良かった(汗)


さてさて、かなり間が開いてしまいました。
戦術・戦略がある程度形になってしまうと、後は少しずつ調整と改善を進めつつ、
ひたすらシグナルに従っての発注だけがシストレのお仕事になります。

毎日のように、毎週のように目新しく、
新規な戦術や戦略のタネに出会えるわけではありません。

そんな時でも、そんな時こそ、
『シグナルに従うだけでええから楽やなぁ~♪』
と、のんびりさという感情を感じてみるのは如何でしょうか。

おそらくは、システムトレード(シス達を使うのであれば、ほぼ寄り寄りですよね)を
選ばずに、裁量やスキャルを選んでしまうと、その感情は中々得難いはずです。



さて、少しばかり私の投資状況の報告をば。















7月頭に『逆張り買い』がきれいに結果を残し、今年の最大瞬間風速を記録。
その後、ドローダウン、高値更新、ドローダウン、高値更新と波を打ちながら、
お盆と今週末前後に『押し目買い』が結果を出してくれています。

7月頭に年初の投資充当費用を1として、+100%を超過しました。
約半年で2倍という出来過ぎな戦績です。


その調子で行けば、後半でも7月頭を1として+100%・・・
ということは、1→2→4ってことで、年末には+300%ということで・・・と、
『夢』と言うきれいな言葉で糊塗された『強欲』が頭をもたげてきてしまいます。

いやいや、落ち着こう。

現在動かしている戦術・戦略群は信用を使って2倍の資金効率で運用して
平均+40%/年(2000年~)という結果が得られている訳なので。

まあ、なんだ。
今年『は』調子いいんだ。
調子悪い年もあるんだ。
平均すれば+40%だから、ずっと今の調子で当たり前だと思わない方がイイね。


閑話休題


このブログを書き始めた2013年の年初に、投資の目的を明確にするという記事を書きました。
『プチ経済的自立』
という言葉を創り、それを定義することで、目指すべき状態を明確にしてきました。

さて、では現状がどのようになっているのか。

この半年で考えると、一ヶ月の生活費と住宅費用(住宅ローンですな)の合計程度は
システムトレードの利益として得ることができています。

もちろん、月によって余剰が出たり、不足していたりはありますが、
平均すればおおよそ生活に必要な額を投資で得ています。

そして、何より有難いことに。

この寄り寄りシステムトレードは夜もしくは早朝に仕込んでおく作業しか発生しないので、
毎日のお仕事を精一杯頑張ることに悪影響が無いのです!!


ということは。

通常のお仕事に汗を流して得たお給料に。
頭に汗を流して創りあげた戦術・戦略が稼いでくれる投資の利益が加わって。

一人二馬力!!!(笑)

しかも、元本を増やすように努力を重ねれば、
馬の数が複利で増えていくというマジックまで。

努力する価値は十分にあると、私には感じられます。



現状報告が長くなりました。

タイトルの『自発的な連想の構築』というお話に入りたいと思います。


このお盆の時期(2013年8月15日前後)に日経平均は下落を示し、
私が数日前から押し目買い戦術のシグナルに従って買っていた銘柄は
やや大きめの含み損を抱える結果となっていました。

『含み損』という言葉を聴いて、どのように感じられるでしょうか?

まあ、私も言葉としては『嫌だなー』とか『避けたいなー』とか感じるわけです。

ですが、それが『押し目買い』の戦術・戦略で発生したという条件に合致したら。

奥さんに対して
『やっと押し目買いに引っかかった銘柄で含み損が出たんだよ♪』
『それも◎万円位とけっこうデカイんだよ♪』

と、嬉しそうに話している自分が居ました。
もちろん奥さんは『???』と理解不能という表情をしていたので、
その後に、以下の説明を加えました。

『押し目買いって、利益が出る前に一度凹むことが多いのね。』
『凹みがある程度大きくなると、反発してデカイ利益が得られることが多いんだ。』
『値動きが全く無くて動かない状況よりも、かなりイイ感じだと想うよ。』

奥さんは『ダンナがそう言うんならそうなんだろうね。』と言ってくれましたが、
恐らくは含み損を抱えて喜んでいる私の心情を正確には理解できなかったろうと。


以上のことをFBの日記に書いたところ、
翌日?翌々日?のフェアトレードさんのメルマガには
『含み損で嬉しい??』
というタイトルが!!(笑)

システムトレードを実行していれば、同じように感じるものなんですね。


前回のブログで
・『痛み』と『快楽』に人間の行動原理が司られていること
・達成の『快楽』よりも道中の『痛み』にフォーカスが向きやすいこと
・何かを達成したら『めいっぱいお祝い』をして脳を教育すること
をお伝えしました。

私も、投資の利益で池袋のサンシャインは最上階、
レストラン『カシータ』で奥さんとお祝いの食事をさせてもらいました。
眺めも良いし、シーフードの料理も美味しくて。
利益を重ねてまた来よう!!来たい!!と感じさせてもらいました。

これが努力する源泉。
『快楽』を得ようとする欲望となる訳ですね。


この『お祝い』による痛みと快楽の連想体系構築は一つの方法ですが、
私は『含み損を抱えた時』に『お祝い』をしていた訳ではありません。

昨年、そして今年の前半、押し目買いや逆張りで含み損を抱えた時、
正直を言えば恐怖に震えていました。
今年5月~6月の私のブログを見ていただければ証拠が残っています(苦笑)

でも、その5月~6月の逆張り買いの恐怖を乗り越えて。
実際に投資をして。
笑えない額の含み損で泣きそうになって。
結果、検証結果通りに反発して利益が得られるという経験を
何度も経験してきた結果なのでしょう。


例えるなら。


超怖い絶叫レベルの吊り橋を渡るにしても、
そこを狙った女性とのデートコースに組み込んで、一緒に渡って
『吊り橋効果』で恋仲になれるという経験を何度もすれば・・・

吊り橋怖いけど超大好き~!!!
渡りたい~!!!

となるのではないでしょうか・・・

多分??


ん~、この例えが正しいのかなぁ。
女性と一緒に吊り橋渡ったこと無いからわからんなぁ。


でも、この8月。
『押し目買い』のルールで『含み損』が出て『ワクワク』していたのは事実。

何らかの学習が行われないと『恐怖』という『痛み』から、
『ワクワク』という『快楽』に連想が変化しないわけですから。


この感情の変化は、『実際に経験する』ことでしか体験できないと想います。
言葉でいくら伝えてもらっても、経験に勝る納得は得られないでしょう。


そう、焼けた炭の上を歩く『火渡り』を6回、
焼けた炭の上を消えるまで歩くという『ファイヤーダンス』を1回経験していますが。

『大丈夫じゃけんやってみ??』と何度言葉で言われても。
『こういう理由で大丈夫なんじゃけん!!』と理屈で諭されても。

実際に歩いて
『あ、本当に出来るんだ!!人間ってすごいな!!』
と、感じないと、心からの理解と納得は無いですからね。


もちろん、何の準備もせずに火渡りしようとすれば、エライことになります。
裸足で焼けた炭の上を歩けるのは、それ相応の準備をしているから。
(水をかけるとか、コーティングするとかじゃないですよ!精神面です!!)


システムトレードで逆張り買いや押し目買いを実行しようとすれば、
一度含み損を抱えるという精神的圧迫をほぼ間違いなく感じることになります。

一方で、順張り買いを実行すると、巧く組み立てていれば含み損は抱えませんが、
逆に最大の利益から下がったところや、
最大の利益になる前に決済することになるので、
『あー、もったいないなー』という感情は味わうこととなるでしょう。


ただ、その『辛いな』『苦しいな』『もったいないな』という『痛み』の感情は、
『利益が積み重なっていく』という明確な『快楽』を何度も経験すれば、
やがて『快楽』の感情で上書きされて行きます。

すると、何時しか『シグナルに従う』ことそのものが
快楽となっているご自身に氣付くでしょう。


その際に注意して欲しい点は、
『含み損で追証が発生したり、一発退場により”痛み”の経験となる』こと。

これは、資金管理が甘かったり、利益を追い過ぎてリスクを取り過ぎた結果です。

従って、検証における最大ドローダウンが2倍になっても耐えられるように
リスク管理や信用倍率などをキツめキツめに設定しておくことをおススメします。

特に、経験値が、経験知が少ない初心者であれば尚更のこと。
1年で+300%とか欲をかいちゃダメですよ!!>自分自身


最後に、良い例えなのかどうなのか判りませんが。


デレ期があるから
ツン期の辛さに耐えられるんです!!

で、何度もツンデレを経験していると、ツン期にすら幸せを感じてしまうという・・・

そんな感じ??経験ないけど(笑)


ジェームス師は人間の連想のフレキシビリティをSMクラブで例えましたが。

…ツンデレに例えるのは如何なものか。ちょっと後悔しています。

しかも、太字でフォントも大きくして、更に色まで変えてしまった(涙)


うん。
ツンデレな猫やシマリスも可愛い。

だけど。
いつもデレデレで居てくれる我が家のコギっ仔(小鈴と千里)が可愛いなぁ。


まあ、人間の脳の連想体系なんて生まれた後の経験で形成されたものなので、
更にそれを上回る感情で上書きしてやれば、書き換えは可能なんです。

もちろん、効率良く書き換えるためのNLP等の手法が在るわけなんですが。

投資で連想体系を書き換えるには、成功体験を重ねるのが一番。

そのためにも、小さな成功体験を重ねるための慎重な歩みを。
一度歩み始めたのであれば、1年は続ける覚悟を。
最初は間違えやすいので、自分の戦略を見直す客観性とフレキシビリティを。

一つ一つ。
一歩一歩。

積み重ねてみては如何でしょうか。

さあ、8月も残り一週間。
どんな想い出を。
どんな実績を。

貴方はこの2013年8月に残しますか?

ねこねこ 拝 
  Λ Λ
m(①ω①)m