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2013年6月23日日曜日

運用して初めて学べること。原理原則に従うとは。

お楽しみ様です♪ねこねこです。

 Λ Λ
(①ω①)ノシ ~♡


さてさて、怒涛の下げ&日内変動な5、6月ですが。
皆様、無事に利益を積み重ねて居られるでしょうか。


ちょうど、本日配信された斉藤正章さんからのメールマガジンにて、

『日経平均が1万3千円程度であった4月頭と現在の資産を比較して。
下がっているなら何か運用方法に問題があります。』

という内容がありました。

私の運用における利益状況は。
2013年の年初を基準として、そこからの増減を率として求めてみました。


何だかんだ言っても日経平均との相関はありそう。

2月から4月のドローダウンに耐える時期がきつかったものの、
率は低くとも市場環境だけに左右されない基盤を構築しつつあるようです。

ちょっとは自信を持ってもいいかな??


そして、6月に入り、所謂『斉藤式逆張り買い』のシグナルが出てきたのが
6月6日とか7日とか、あのあたりで。

暴落の状況が酷ければ酷いほど、一時的な反発の可能性も高まる傾向があるようで
私が使用している逆張り戦術で今回の市場環境でヒットしたものは、
利益となる取引の確率が90%を超えるというもの。


でも、怖いものは怖いんです。
システムトレードだからといって、恐怖の感情が無くなるわけではありません。

昨年の同時期に、軽い暴落(この表現は正しいのか?)が生じて、
欲望に負けてルールよりも多い金額を投資したが故に3割のドローダウンで苦しみ、
そこから回復するのに半年以上かかった経験があるのであれば、尚更のことです。


システムトレードに限らず、自分の在りたい姿、なりたい姿に到達するために
乗り越えなくてはならないことは、他人や環境よりも自分の弱い心なのだと考えます。

恐怖に怯えて脚がガクガクしている子鹿のような心を叱咤激励して。
シグナルに従い。

買った当日にどエライ額のドローダウン(含み損)が発生し。
ホンマに大丈夫かいな、と心配にはなりながらも。


結果、その戦術に従って6月前半に実施した19銘柄の取引において。
利益になった取引が17。
コスト支払いとなった取引が2。
利益となった取引の確率は89.5%。
合計損益も大幅なプラスでした。

その時保有、もしくは新たに売買した別の戦術による取引で生じた
コスト支払いを大幅にカバーしてくれる結果となり。


適正なシグナルに厳格に従うことの重要性を改めて思い知りました。



さて、以上が、今回の『暴落』に関する私の経験と感想です。

実際には昨年の苦い学びから、こういった『暴落』に対応する戦術は
パターン分けを行い、かなり磨いていたからこそのプラスの結果であろうと。

その中で、感情が不安に陥ったからこそ氣付いた『ルールの穴』を。
何かのご参考になればと、お伝えしたいと考えます。



『斉藤式逆張り』

日本株式のシステムトレードを実践しようとしている方であれば
一度はご覧になったことのある文字列であり、ルールであろうと思います。
詳細は書籍やDVD等でご確認いただくべきと考え、ルールの詳細は示しません。

簡単に言えば、移動平均線を利用して判断を行い。
急落した銘柄を買い付け。
反発したら売却する。
という『カウンタートレード』(人の感情が行き過ぎる傾向を利用した戦術)です。


その決済条件も非常に単純で。
書籍に書かれているものは

・利益が◎%になったら利食い
・期限切れで手仕舞い

というもの。



一方で、斉藤さんのメルマガ、書籍を拝見して、
私は斉藤さんの『原理原則』を以下のように認識しています。


・特定の市場環境において
・ある銘柄が特定の状況となった際に
・有利な条件で仕掛けを行い


・特定の市場環境において
・ある銘柄が特定の状況となった時に
(=決済が望ましい状況となった時)
・有利な条件で決済を行う


うん、とても明確で当たり前と感じます。

有利な時に有利な条件で仕掛け。
有利な時に有利な条件で決済する。


・・・何か先ほどのルールに違和感を感じませんか??
私はこの違和感を感じるまでに数年以上かかりました(苦笑)




この時、大切なことが一つあります。

『仕掛けた価格』は、上記の原理原則に『入っていない』

言い換えれば

『利益がどれだけになるか』は判断基準足り得ない

ということです。


あくまでも、市場環境と、ある銘柄の状況を判断基準として
仕掛けるのに適切か、
手仕舞うのに適切か、
を判断しているわけです。

一方で、
『利益が◎%になったら』という条件式は、
『その銘柄を●●円で購入した』
という情報から初めて計算可能となります。

でも、市場は、
『あなたが幾らで仕掛けたか』ということは知ったこっちゃないんです。



『カブの塩漬け』が得意料理な方々の典型的な思考例は

・この銘柄が値を戻したら手仕舞おう
・あわよくば僅かでも利益が出たら嬉しいな

と言うものでしょうか。

過去のブログでも記載しましたが、
特に男性脳は『負ける』ことを極端に痛みと認識しますから。
『損失確定=負け』をとことん先延ばししようとします。

この考え方が適切かどうかは、ご判断いただけますよね??(笑)
例として適切かどうかはわかりませんが、
『仕掛けた金額』や『利益額』を決済基準とすると良い結果には繋がりそうにありません。



もちろん、『書籍に書かれている』斉藤式逆張り買いのルールは
(=斉藤さんの『実運用に用いているルールではない』)
有効であり、機能しています。

理由は、『斉藤式逆張り』は仕掛けのタイミングが極端なため、
価格の反発タイミングにも一定の傾向があり、
『利益◎%』という二次的な判断基準でもおおよそ適正に判断可能である
ということかと考えます。


ですが、本来は決済のタイミングも
値動きそのもの、
その移動平均や乖離率、
およびシグナル数等の市場環境、
といった一次的な判断基準で考えた方が
より適正に判断できるのではないでしょうか?


と、考えて、今回、ルールのブラッシュアップを行なってみました。

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 勝率: 96.10 %
 勝ち数: 148 回
 負け数: 6 回
 引き分け数: 0 回

 平均損益(円): 43,259 円  平均損益(率): 14.42 %
 平均利益(円): 45,906 円  平均利益(率): 15.30 %
 平均損失(円): -22,053 円  平均損失(率): -7.35 %

 合計損益(円): 6,661,817 円  合計損益(率): 2,220.63 %
 合計利益(円): 6,794,132 円  合計利益(率): 2,264.73 %
 合計損失(円): -132,315 円  合計損失(率): -44.11 %

 最大連勝回数: 76 回
 最大連敗回数: 1 回
 最大ドローダウン(簿価ベース): 58,216 円(2004/06/08)
 最大ドローダウン(時価ベース): 1,918,989 円(2011/03/15)
 PF: 51.348
 平均保持日数(イグジット済み銘柄のみ): 5.68 日
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以上が、『超暴落時』対応斉藤式逆張りにおいて
6月上旬にシグナルが出た戦術の2000年から2012年の検証結果です。
13年間で発動したのはたった4回(笑)

それ位、行き過ぎた市場環境でしか発動しない、波動砲みたいなルールです。


そこから、決済条件を変更します。

『利益◎%』という二次的な判断条件から、
『その銘柄の値動きがどうなったら』
『市場環境がどのようになったら』
という一次的な判断条件に変更し、最適値を探してみました。

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 勝率: 98.70 %
 勝ち数: 152 回
 負け数: 2 回
 引き分け数: 0 回

 平均損益(円): 57,712 円  平均損益(率): 19.24 %
 平均利益(円): 58,892 円  平均利益(率): 19.63 %
 平均損失(円): -31,991 円  平均損失(率): -10.66 %

 合計損益(円): 8,887,633 円  合計損益(率): 2,962.57 %
 合計利益(円): 8,951,615 円  合計利益(率): 2,983.90 %
 合計損失(円): -63,982 円  合計損失(率): -21.33 %

 最大連勝回数: 79 回
 最大連敗回数: 1 回
 最大ドローダウン(簿価ベース): 0 円(0001/01/01)
 最大ドローダウン(時価ベース): 1,912,506 円(2011/03/15)
 PF: 139.908
 平均保持日数(イグジット済み銘柄のみ): 7.49 日
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如何でしょうか?


元々が一撃必殺、
KOG(ナイト・オブ・ゴールド)のバスターランチャー、
ZZガンダムのハイメガ粒子砲、
デンドロビウムのゼロ距離射撃、
イングラム2号機のガトリング砲(初期OVA第6巻:『二課の一番長い日』より)…


…あ、最後のは自分で道路を壊して自爆してるし、
大田が乗ってるけど2号機じゃなくて警察学校にあった教習用機じゃん(古!)


磨きをかけていたこともあって、元々も悪くない戦術だと考えています。
が、決済条件をちょっと変えてみると、特に合計損益が跳ね上がりました。


今回、暴落で仕掛けた直後に、
特に恐怖を感じたことからか、この改善に氣付き、実際に決済条件を改良できました。

多分、実際に投資をせずに机上の空論で考えていては、至れなかった結果です。


斉藤さんも、過去発表された戦術から、現在の戦術まで、
どんどんと改善を加えられています。

私たち人間は不完全です。
完璧なルールなど、おそらくは到達することはできません。

ですが、不完全なルールであっても統計的に有利には成り得るし、
不完全なルールだからこそ、改善もして行けます。


完全なルールが出来てから投資をするのではなく。
目指す目的を明確にして、まず賢明に歩き始める。
歩きながら、方向を修正して、装備を良くして、身体も強くして。



そう、竜王よりも強くなってからラダトーム城を出発することは不可能。
最初からロトの剣やロトの鎧は装備出来ません。
ひのきの棒と旅人の服でスライムを倒すところから始めるんです。


ただ、RPGと違うのは、一度死んでしまう=破産してしまうと
王様に怒られるだけでは済まないので(笑)

所持金は半分ではなくて0やマイナスになりますからね。



まだまだボラティリティの高い、荒れた相場が続いています。
そんな時こそ資金管理をしっかりとして。

望む未来を手に入れるための毎日の一歩を積み重ねて行きましょう!!

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